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まりやさんのブログで知って、読みました。
広告代理店の営業部長が50歳で若年性アルツハイマーになる話。
仕事のミーティングの内容、会った人の名前と顔などそれまで当たり前だったことをどんどん忘れていってしまうさまは読んでいて実に悲痛。
ミーティングの内容や会社での行動を全てメモにしてポケットに納めたり、病気を必死で隠す主人公の姿や、陶芸教室や奥さんの数珠の話のように、苦しんでいる人を利用する人がいるとこは、特に読んでてつらかった。
長く営業の仕事を続け、一日何十人もの人間に合う日々の中では、忘れることも仕事のうちだった。
名刺ファイルがいっぱいになると古い名刺を束にして捨てた。
アドレス帳を新しくするたびに、記録するのが不要になった人間を切り捨てた。
そんな日々に対して罰があたったのかもしれない。
いままで会ったすべての人々を思い出してみたい。
どんな人物だったか、どんな風貌だったのか、どこで会い、何を話したのか、切れかけた電球のように記憶がおぼろげになっていくいまになって、私はそう思う。
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映画『レインマン』の主人公と同じサヴァン症候群の青年、ダニエル・タメットの自伝。
著者のダニエル・タメットは、数学と語学の天才で、一瞬にして暗算ができたり、100年先の1月1日の曜日がわかったり、1週間で外国語の会話ができるという特殊な能力の持ち主です。
それは彼が、サヴァン症候群で、共感覚の持ち主だから。
サヴァン症候群とは、
例えば、
- 特定の日の曜日を言える(カレンダー計算)
- 航空写真を一瞬見ただけで、細部にわたるまで描き起すことができる。映像記憶。
- 楽譜は全く読めないが、ピアノで弾いた曲を聴き、最後まで間違えずに弾くことができる。
- 書籍や電話帳を、一回読めばすべて暗誦できる。
- 芸術性の非常に高い作品(絵画、彫刻など)を作ることができる。サヴァンの5歳児の絵
- 並外れた暗算をすることができる。
(from Wikipedia)
また共感覚とは、複数の感覚が連動する現象で、ダニエルの場合は、数字を見ると色や形や感情が浮かんで来ます。本の中ではこう綴られてます。
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ミステリ好きな友達に勧められて、初めて連城三紀彦の本を読んでみました。
昔の書生さんの回想記のようで、話を聞いているかように、どんどん読み進めていってしまった。最後のどんでん返しも「そういう真相だったのか!」と、納得。うまくだまされたというか。伏線もうまくておもしろかったです。
あと、文章がきれい。
電車で読んでいて、思わず携帯にメモった。
見渡すかぎりの薄の原は、夕闇に浸って暗く沈んでいるように見える。それでも時折ふと風が立つと、薄の穂が白く蘇って、夜目に波頭が翻るように、闇を一条の帯に剥いでどこまでも流れていく。
他にも読んでみたいと思い調べたら、古いけど『黄昏のベルリン』というミステリ大賞受賞作があったので、読んでみようと思いました。
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