« 2007年11月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月

ぼくには数字が風景に見える ダニエル・タメット

ぼくには数字が風景に見える映画『レインマン』の主人公と同じサヴァン症候群の青年、ダニエル・タメットの自伝。

著者のダニエル・タメットは、数学と語学の天才で、一瞬にして暗算ができたり、100年先の1月1日の曜日がわかったり、1週間で外国語の会話ができるという特殊な能力の持ち主です。
それは彼が、サヴァン症候群で、共感覚の持ち主だから。
サヴァン症候群とは、

例えば、
  • 特定の日の曜日を言える(カレンダー計算)
  • 航空写真を一瞬見ただけで、細部にわたるまで描き起すことができる。映像記憶。
  • 楽譜は全く読めないが、ピアノで弾いた曲を聴き、最後まで間違えずに弾くことができる。
  • 書籍や電話帳を、一回読めばすべて暗誦できる。
  • 芸術性の非常に高い作品(絵画、彫刻など)を作ることができる。サヴァンの5歳児の絵
  • 並外れた暗算をすることができる。

(from Wikipedia

また共感覚とは、複数の感覚が連動する現象で、ダニエルの場合は、数字を見ると色や形や感情が浮かんで来ます。本の中ではこう綴られてます。

続きを読む "ぼくには数字が風景に見える ダニエル・タメット"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夕萩心中/連城三紀彦

夕萩心中 (光文社文庫 れ 3-5) ミステリ好きな友達に勧められて、初めて連城三紀彦の本を読んでみました。

昔の書生さんの回想記のようで、話を聞いているかように、どんどん読み進めていってしまった。最後のどんでん返しも「そういう真相だったのか!」と、納得。うまくだまされたというか。伏線もうまくておもしろかったです。

あと、文章がきれい。
電車で読んでいて、思わず携帯にメモった。

見渡すかぎりの薄の原は、夕闇に浸って暗く沈んでいるように見える。それでも時折ふと風が立つと、薄の穂が白く蘇って、夜目に波頭が翻るように、闇を一条の帯に剥いでどこまでも流れていく。

他にも読んでみたいと思い調べたら、古いけど『黄昏のベルリン』というミステリ大賞受賞作があったので、読んでみようと思いました。

続きを読む "夕萩心中/連城三紀彦"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年2月 »